「着物は背が高い人の方が似合う…」
そんなイメージを持っている低身長さんも多いのではないでしょうか?
でも実は、小柄だからこそ似合う着こなし方がたくさんあるんです!
大切なのは、自分の体型に合った着物の選び方と、ちょっとした着付けの工夫。
この記事では、身長150cm前後の女性に向けて、着物をバランスよく、きれいに着こなす方法を分かりやすくご紹介します。
低身長さんが着物を着るときの基本ポイント
着物は洋服と違い、サイズ感がとても重要です。
特に身丈や裄丈が合っていないと、全体のバランスが崩れてしまいます。
- 身丈は身長マイナス5cm程度が理想的。長すぎると“着られている感”が出やすくなります。
- 裄丈(首の後ろ中心から手首までの長さ)も自分の肩幅や腕に合ったものを選びましょう。
- おはしょり(腰の折り返し)は短めに整えるとスッキリ見えます。
- 既製品を選ぶ際は、Sサイズや低身長向けの展開があるブランドがおすすめ。
- 裾を短めに着つけることで、足元が軽くなり、スタイルアップ効果も◎
スタイルよく見せる着付けの工夫
低身長さんは、着付けの仕方ひとつでグッとスタイルアップが叶います!
- 腰紐の位置は高めに設定すると、自然に脚長&重心アップ。
- おはしょりはだらしなく見えないよう短め&きちんと整えるのがポイント。
- 襟元は詰めすぎず、うなじが見えるよう抜き加減を調整すると、首が長く見えて美人度アップ。
- 帯は**やや高めの位置に結ぶと、バランスが良くなります。大きくなりすぎないよう、コンパクトな帯結びを意識しましょう。
- 裾はすぼめ気味にして、縦長ラインを強調することでスラッと見えます。
小柄さんに似合う着物の柄・色・素材選び
着物選びで「柄」や「色」を意識することで、視覚的なスタイル補正ができます。
- 大きすぎる柄は避けて、小ぶりで繊細な柄を選ぶとバランスよく見えます。
- 縦に流れるような模様(縞・枝もの柄など)を選ぶと、背が高く見える効果も◎
- 色は膨張色(白・淡色)一辺倒にせず、少し濃い色やコントラストのある配色で引き締めるのがおすすめ。
- 素材は、とろみ感のある柔らかい生地や、落ち感のあるものを選ぶと、自然に体になじみます。
- 半衿や帯揚げ、小物で色を入れると、重心が上がり視線も上に集まります。
シーン別・低身長向け着物コーデのポイント
✔ 成人式・卒業式などの振袖スタイル
- 柄が全体に広がるより、上半身に集中したデザインが好相性。
- 帯結びは大きすぎず、丸みのあるコンパクトなアレンジでバランスを整える。
✔ 結婚式・お呼ばれ(訪問着や色無地)
- スッキリとした淡いトーン+帯で引き締めるスタイルが◎
- ヘアスタイルはトップにボリュームを出しすぎない低めアレンジが安定。
✔ カジュアルなお出かけ(小紋・木綿)
- 無地やシンプル柄をベースに、小物で季節感やアクセントをプラス。
- 足元は草履だけでなく、足袋バレエや着物スニーカーなども選択肢に。
✔ 写真映えしたいとき
- 帯・髪型・小物で「視線を上げる」工夫が大事。
- 明るい色を顔周りに取り入れると、華やかさと小顔効果も♪
着物でおしゃれを楽しもう!
低身長でも、着物をきれいに着こなすことは十分に可能です。
大切なのは、自分の体に合うサイズ・着付け・柄や色の選択を知ること。
ほんの少し意識を変えるだけで、着物姿は格段に美しくなります。
着物は「自分らしさ」を表現できる日本の伝統衣装。
小柄な体型も個性として受け入れ、あなたらしい一着を楽しんでくださいね。
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